香りの力で心身の不調ケア 「医療・福祉の世界で注目のメディカルアロマ検定って?」

香りを使う「アロマテラピー」という言葉は広く知られています。アロマディフューザーなど、日常でも香りによるリラックス効果を目的とした商品を使っている方も多いのではないでしょうか。

このアロマを医療的なアプローチで活用していくための知識を身につけ、仕事で活かしていきたい。またご家族やご自身のセルフメディケーションにも役立てたい。そんな方におすすめの資格がアロマのスペシャリスト、「メディカルアロマ検定」です。

嗅覚は五感のなかでも特別な感覚

まず、人間がどのようにして香りを感知しているのか、簡単におさらいしましょう。鼻から息を吸うと、空気中に漂っている匂い物質が鼻の粘膜にくっつき、嗅細胞が電気信号を発生。脳に信号が伝わることで、ヒトはその匂いを感知します。この匂いに関する情報は、脳の中でも理性をつかさどる領域を飛ばして本能をつかさどる部分に直接伝わるため、嗅覚は視覚などと違ってよりダイレクトに感情や本能に影響すると言われているのです。

この特性は五感の中でも嗅覚に特有とされており、心身のケアに関わる手段として注目を集めています。メディカルアロテラピーでは、香りの癒し効果や、精油に含まれる成分の薬理作用を活かし、身体の持つ治癒力や免疫力を高めていこうというアプローチがとられているのです。

メディカルアロマ検定を受けるには

「メディカルアロマ検定」は、内閣府認定特定非営利活動法人の日本統合医療協会が認定する資格です。受験のために必要な講座から本試験まで、全てオンラインで受けることができるので、忙しい方や遠出が難しい方でも比較的取りやすい資格と言えます。

オンライン講座の受講料は8万円程度で、期間は最大3ヵ月。安いとは言えませんが、この講座はメディカルアロマ検定の上位資格にあたる「メディカルアロマインストラクター」の試験にも対応した内容になっています。そのため、心理学やカウンセリング学などを含む計12科目でアロマ以外の内容もあるという中々の充実ぶり。メディカルアロマ検定の試験に出る範囲は2科目だけですが、せっかくの機会だからと全部学んでインストラクターを目指してみるのもよいかもしれません。

メディカルアロマ検定の資格は、医療従事者として薬剤師の資格とあわせて活用できるのはもちろん、身近な家族や友人、そして自分自身のQOLアップへ役立てることもできます。自宅にこもりがちでストレスが溜まりやすい今、より健康で快適な生活を送るため、アロマについて学んでみてはいかがでしょうか。

【参考】メディカルアロマ検定HP「内閣府認証・日本統合医学協会」
https://medical-aroma.jp/kentei/