旬の野菜を積極摂取「意識づけよう!ベジタブルライフ」

汗を多くかき、体力の消耗も激しい夏はもちろん、年間を通してたっぷり摂りたい「野菜」。野菜には、各種のビタミンやミネラルが豊富で体の調子を整えてくれるほか、食物繊維やポリフェノールなどの成分が免疫力アップや認知症、がんの予防などに役立つことがわかっています。そうした効果が期待される成分を多く含む野菜には、機能性食品として販売されるものもあり、店頭で目にすることも増えてきました。健康のために野菜を多く摂るように心がけている人は多いと思いますが、毎日の食事で十分な量を食べられているでしょうか?

野菜、十分に食べられていますか?

厚生労働省が推する1日の野菜摂取量は350g。これは生野菜であれば、両手に軽く山盛り1杯分ほどの量になります。同省が毎年実施している「国民健康・栄養調査」によると、直近5年間の野菜の摂取量に大きな変化はなく、約277g~292gと、いずれも300gに満たない結果となっていて、多くの人がじゅうぶんに野菜を摂っているとはいえないようです。

カゴメ株式会社が2016年に30代~40代男性を対象に行った「ビジネスマンの野菜摂取に関する意識調査」では、全体の27%が野菜を十分摂取していると思うと回答したものの、実際の摂取量を調べると、そのうちの95%の人が目標量を摂取できていませんでした。その内訳を摂取量別に見ると、目標量の5分の1程度しか摂取できていない人が35%と最も多く、続いて5分の2程度の摂取量の人が31%という結果になっています。

また、「今の食生活を改善したいと思い、実際に何らかの対策に取り組んでいる」と回答した人は全体の23%でしたが、その中で目標量を摂取できている人はわずか3%。「今の自分の食生活を続けて、10年後も健康だと思う(14%)」と答えた人のうちの96%は目標量の野菜を摂取できていませんでした。

これらの調査データから、自分ではきちんと野菜を摂取していると思っている人や摂取しようと心がけている人の多くが、目標の摂取量を満たしていないこと、また必要量について正しく認識していない傾向にあることが分かります。十分な野菜を摂っていると思っている人も、あらためて適切な野菜の摂取量を確認して、食生活を見直す必要がありそうです。

旬の野菜を積極的に

野菜にはさまざまな種類があり、それぞれに違った栄養素を含んでいます。1日の目標摂取量350gのうち、120gは緑黄色野菜、230gは淡色野菜やきのこ、海藻で摂るのが理想的だとされていますので、なるべくたくさんの種類をバランスよく食べるよう心がけたいものです。そのためには、まず3食きちんと食べることが大切。野菜や海藻を使った汁物や小鉢などの副菜を毎食1品~2品、1日に5品以上を目安にすると、目標摂取量の野菜を摂りやすくなります。

また、旬の野菜を知り食事に取り入れることも、健康維持に役立ちます。例えば夏に旬を迎えるトマト・かぼちゃ・ピーマン・オクラなどの野菜には、ビタミンCやカロテンなど抗酸化作用をもつ栄養素が多く含まれます。これらを摂取することで、夏の強い紫外線や温度差などのストレスで大量に消費される栄養素を補えるほか、疲労回復などの効果も期待できます。ナス・キュウリ・すいかなどにはカリウムが多く、暑さで乱れがちな体の水分バランスを整える助けになります。夏の野菜には香りの強いものが多く、低下しがちな食欲を刺激してくれることも特長のひとつといえます。

新鮮な旬の野菜はその季節に必要な栄養素を多く含んでいるのはもちろん、何といっても美味しいものです。毎日の食事に積極的に取り入れて体調を整える助けにしましょう。

参考:カゴメ株式会社「ビジネスマンの野菜摂取に関する意識調査」
http://www.kagome.co.jp/company/news/2016/06/002680.html?keyword=%96%EC%8D%D8%95s%91%AB