9月3日は“秋の睡眠の日” 「睡眠リズム、保てていますか?」

夏は睡眠不足になりやすい季節。夜になっても気温が下がらず、クーラーの苦手な方などは寝苦しい夜を過ごしたことも多かったのではないでしょうか。言うまでもないことですが睡眠は健康の基本です。夏の疲れを長引かせないためにも、正しい睡眠リズムを早めに取り戻しましょう。

夏の終わりに生活リズムを見直すきっかけに

睡眠健康推進機構と日本睡眠学会は、生活習慣改善のきっかけにしてほしいという啓発の意味を込めて、3月18日と9月3日をそれぞれ「春の睡眠の日」・「秋の睡眠の日」としています。それぞれの睡眠の日の前後1週間は「睡眠健康週間」として、睡眠に関する公開市民講座や、相談窓口の設置など睡眠の質を向上する活動を行っています。3月18日は世界睡眠医療学会が「世界睡眠の日(ワールド・スリープ・デイ)」と定めている日ですが、「秋の睡眠の日」は日本独自のものです。

暑い夏が終わりに近づくこの時期は、大人だけでなく子どもも生活のリズムが変わるタイミングです。睡眠について見直すには最適といえるかもしれません。夏の間に乱れてしまった睡眠リズムを整えるには、生活習慣の見直し、環境の整備など、睡眠についての正しい知識とそれぞれにあった工夫が必要です。

厚生労働省が平成26年に公表した「健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会報告書」では「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条~」として、充実した睡眠についてのわかりやすい情報を提供しています。眠れないと感じるときには、お風呂につかる、寝具を変える、照明を変えるなど、ご自身でいろいろな工夫をされることがあると思いますが、この睡眠指針では、それらの根拠ともなる睡眠に関する情報が具体的に解説されていますから、一度目を通してみると良いでしょう。新しい知識や情報を上手に活用して、良い睡眠を手に入れましょう。

「良い睡眠」の習慣づけを

ある調査では、ベッドで過ごした時間と眠っていた時間が近い人ほど仕事の効率が良く、ベッドで過ごす時間が長くても眠っている時間が短い人は仕事の効率が悪く、日中に眠気を感じやすいという傾向が見られました。ベッドの中でゆったり過ごすことがリラックス方法だという人もいますので、一概に時間で比較できるとは言えない面もありますが、睡眠の良し悪しは、心身への影響はもちろん、仕事の効率にも大きく関係しているのは言うまでもありません。

ようやく涼しく過ごしやすい日が増えてくる9月から睡眠習慣を見直し、ご自身にとっての「良い睡眠」を手に入れ、健康で楽しい秋を迎えたいものですね。

【参考】厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会報告書」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042800.pdf