薬剤師のホンネリサーチ! 「何とかなるけど、困る処方箋。」

薬局での処方は患者さんが持ってきた処方箋を元に行うわけですが、処方箋も一目見てわかりやすいものばかりとは限りません。渡されたものを見て「これは……。」と思うこともあるのではないでしょうか。今回はそんな困った処方箋について、薬剤師の皆さんにP.P.Clubのtwitterアカウントにて4択のアンケートを実施しました。

ご用意した選択肢は、
「遠方医療機関の印鑑漏れ」
「フォントが極小」
「暗号だ!達筆医師の手書き処方箋」
「何度も折りたたまれてボロボロ」

結果はこうなりました!

この処方箋、読みづらすぎる…!

まずは同率で3位だった2つからご紹介。「何度も折りたたまれてボロボロの処方箋」「フォントが極小の処方箋」はともに9%。折りたたまれた処方箋に関してはいわゆる門前薬局よりも、日をまたいで訪れる人が多いかかりつけ薬局でよくありそうな悩みですね。忘れないよう財布などに入れようとして、小さくたたんでしまう患者さんの気持ちもわかります。しかし折り目で文字が潰れてしまえば読みづらいのも確か。できれば4つ折り程度にしてもらいたいところですよね。

フォントが非常に小さいのも、とくに長い薬品名の場合には困りもの。似たような名前でも1文字違えば効能は全く違う薬もあり、処方ミスは許されません。小さなカタカナの並びを見るのは眼も頭も疲れますから、紙面をケチることなく読みやすいサイズで印刷していただきたいものです。

そもそもコレ、書類としてどうなの?

2位は遠方医療機関の印鑑漏れ処方箋」で27%。これも門前薬局よりはかかりつけ薬局で起こりがちな問題なのではないでしょうか。医師法施行規則第21条により、印鑑またはサインのないものは処方箋として成立ないとされています。つまり書類としては不備ですが、そうは言っても患者は今すぐ薬を必要としているのです。この場合は疑義照会をして、処方箋が確実に医療機関から発行されたものであると確認してから処方することになっています。その後は郵送で印をもらうことが望ましい対応ですが、県薬剤師会によっては印なしでも差し支えないとしている場合も。

ダントツで多かった55%、半数以上の方が選んだのは「暗号だ!達筆医師の手書き処方箋」でした。薬品名はカタカナがその多くを占めます。文字の形が単純であるがゆえに、崩し字になると区別がつかなくなることも。先ほども述べた通り、なんとなくで薬品名を読むのは大変危険。読めなければ問い合わせ、照会するしかありません。お互いの手間になりますから、素直に印字した処方箋を出してもらえれば……と思いたくもなりますよね。

皆さんが遭遇した困った処方箋は含まれていましたか?処方箋は書いてあることこそただの日本語ですが、間違いが許されないという点では精密機械の設計図のようなもの。出された処方箋を大切に扱ってほしいというのはもちろん、医療機関には間違いが起こらないような形で出力してほしいものです。