新芽エネルギーで健康に「栄養もばっちりのスプラウト」

新緑の季節ともなれば、瑞々しい野菜をたっぷり使ったサラダが恋しくなりますよね。栄養価の高い野菜から栄養を取り入れる事で、免疫力アップも期待できます。しかし、天候不順やもろもろの事情により、お目当てのお野菜のお値段が高くなってしまったりすることも。「う~ん……」と野菜売り場でカゴに入れるのをためらう時に頼りになるのが、生産の安定している「スプラウト」。安価で入手しやすいだけではなく、実は栄養価が優れている事をご存知でしょうか。スプラウトの種類や特徴・利用方法について調べてみました。

「かいわれ系」と「もやし系」に大別

スプラウトというと、どんなものが思い浮かびますか?「スプラウト」は日本語でいう「芽」のこと。発芽野菜の総称として使われています。「芽吹かせたもの」なので、実は「モヤシ」もスプラウトの一種。栽培方法によって「かいわれ系」と「もやし系」に大別されており、さまざまな食味や色合いの商品がお店にならんでいます。

「もやし系」といえば代表的なのが「豆モヤシ」。ビーンズスプラウトとも呼ばれ、大豆・緑豆・ブラックマッペなどの豆を光を当てずに軟白栽培したものです。古くは平安時代に薬用として栽培され、明治末期に生産業者が増えて一般家庭に普及したそうな。いつでも安く手に入り、発芽することによって増えるビタミンC、アミラーゼなど栄養も豊富。食卓に欠かせない食材です。アルファルファやフェヌグリークなど、少し変わった食感や風味のものも人気です。

彩り豊か!栄養ばっちり!「かいわれ系」

かいわれ系は暗室で発芽させ、ある程度茎が伸びるまで育てた後に、たっぷりと光を当てて緑化させたもの。近年では、さまざまな種類のかいわれ系スプラウトが商品化されています。代表格は、その名の通りの「かいわれ大根」。ピリッとした辛味と瑞々しい食感、スーパーでいつでも手に入る便利野菜です。

肉料理によく合う「マスタードスプラウト」、ワサビに似た辛さで和食にもマッチする「クレススプラウト」、マイルドな味わいと鮮やかな真紅の軸で彩りに最適な「レッドキャベツ」など、見た目や味わいもバラエティー豊か。エンドウ豆が原料の豆苗はほのかな香りと甘みがあり、シャキシャキした食感と豊富な栄養でブームになりつつあります。

栄養面で注目を集めたのは、おなじみ「ブロッコリースプラウト」。特に発芽3日程度のブロッコリースーパースプラウト」には、成熟ブロッコリーの20倍以上の「スルフォラファン」が含まれています。スルフォラファンは体の抗酸化作用や解毒作用を高める物質。ピロリ菌の除菌、花粉症抑制、悪酔い軽減、メタボ予防などさまざまな研究結果も出ています。熱に弱い酵素の作用が必要なので、なるべく生で酵素との反応が良くなるよう、よく噛んで食べるのがおすすめです。

お手軽で、栄養・食味・彩りの豊かなスプラウト。新しい品種を試したり、自宅で栽培したり、楽しみ方もいろいろ!野菜が高値の時だけでなく、いつもの食事に積極的に加えてみませんか?