アロマテラピーでセルフケア!「アロマバスのすすめ」

患者さまに接する機会の多い薬剤師の皆さまにとって、ご自身の健康管理はとても大切。薬局を訪れる患者さまに元気な笑顔で対応したいのはもちろんのこと、ウイルスなどによる感染症予防のためにも、体調を整えて免疫力を高めておきたいものですね。今回はご自宅で簡単にできるセルフケアのひとつとして、アロマテラピーを取り入れる方法をご紹介します。

アロマテラピーとは

アロマテラピーとは、植物の香りの成分である精油などを使った自然療法のひとつ。公益社団法人日本アロマ環境協会ではこれを、「植物の成分・香りなどさまざまな働きの力をかりて、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法」と定義しています。植物の香りを楽しみながら、その有効成分に心身を癒されるアロマテラピーは、ヒトが本来持っている自然治癒力に働きかける手助けをしてくれるのです。

自律神経のバランスを整える”入浴”にアロマをプラス

忙しい仕事による疲れやさまざまなストレスなど、不調を引き起こす要因が多い現代の生活。特に季節の変わり目で温度差が大きいときや、夏の冷房による冷えが気になる時期に、体調を崩してしまう人は少なくありません。

こうした不調の原因のひとつに自律神経系のバランスの乱れがあげられます。ご存じのように自律神経は、循環器や消化器、呼吸器といった器官の活動を調整するもの。身体が活動している昼間には交感神経が優位になり、休息をとる夜には副交感神経が優位になるというサイクルを繰り返しています。これらのバランスが崩れると、身体のあちこちに不調が現れますが、そんな不調の解消のためには“入浴”が効果的なことも!

夜、寝る前に39~40℃のぬるめのお湯にゆっくりつかれば、副交感神経が優位になってリラックス状態になりますので、質のよい睡眠がとりやすくなります。しっかりと休息できれば、身体は本来のバランスを取り戻していきます。この入浴にアロマテラピーをプラスすると、精油と入浴の相乗効果が期待できます。

精油(エッセンシャルオイル)を使ったバスアメニティ

では、ご家庭でも手軽にできる、入浴時を豊かな気持ちにしてくれるバスアメニティを作ってみましょう!用意するものはお好みの精油(エッセンシャルオイル)、基材にする天然塩スイートアーモンド油ホホバ油などの植物オイルです。小さじ2杯程度の植物オイルに精油を1~5滴落として希釈すればバスオイルが、大さじ2杯程度の天然塩に同じく1~5滴の精油を混ぜればあっというまにバスソルトが完成。保湿に役立つはちみつ、日本酒などを基材にしてもよいでしょう。適温の湯をはった浴槽に、希釈した精油を入れてよくかき混ぜ拡散させれば、アロマバスの完成。ゆっくりとつかってリラックスしましょう。精油は1種類だけを使ってもよいですし、数種類をブレンドしたらまた違った香りと効果があります。

おすすめのアロマバスレシピ【おすすめのブレンドをご紹介】
●ラベンダー3滴、オレンジ2滴…鎮静作用のあるラベンダーと気分を明るく引き上げるオレンジの組み合わせは、心身の緊張をほぐしてくれます。
●ゼラニウム2滴、ラベンダー3滴…ゼラニウムは心身のバランスを整え、ラベンダーはストレスを和らげてくれます。ゼラニウムは女性のホルモンバランスの調整にも有効ですのでPMSなどが気になる方にもおすすめです。
●ラベンダー3滴、ローズマリー2滴…リラックス効果が高いラベンダーと血行を促すローズマリーは、身体の緊張や冷えを感じるときに効果があります。
●グレープフルーツ3滴、ローズマリー2滴…デトックス効果があるグレープフルーツと血行を促進するローズマリーの組み合わせで、心身ともにすっきりリフレッシュできます。

比較的なじみがあり手に入りやすい精油のブレンドをご紹介いたしました。このほかにもいろいろな精油がありますので、まずは気になる香りから、アロマテラピーの扉をたたいてみてはいかがでしょうか。24時間慌ただしい私たちの日常。アロマの力で自律神経やマインドを上手にコントロールし、疲労回復や心身のリフレッシュをぜひ実感してみてください。

*ポプリ用や芳香用の「合成香料」はアロマテラピーには使用できません。購入時にはご注意ください。